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強迫性障害になると日常に支障がすごく出ます。
以前と生活も一変してしまい、日々悩まされてしまいます。

強迫性障害になる前に戻りたい…
このように考えてしまう方も多いと思います。

こんな生活から早く抜け出して、人並みの生活を送りたい…
毎日苦しい気持ちでいっぱいでした。
特に外出前・寝る前の確認が私を苦しめていました。どんなに確認をしても終えることができなくて、出かけるのも寝るのも嫌になっていました。
今回は、外出前・寝る前に時間をたくさん使って確認をしてしまう+行った対策
についてまとめました。
是非読んでみてください。
外出前・寝る前に時間をたくさん使って確認をしてしまう
強迫性障害になると、確認をなかなかやめることができなくなります。

あと~回だけ…
と決めてもその回数で終われることはあまりなく、自分が納得できるまで確認をし続けます。

確認しないと大変なことが起こる…

ちゃんと確認できてない…不安収まらないし確認もっとしないと…
強迫性障害の頃は、この何度も確認する作業が自分の中では必要なものでした。
克服した今は、この異常な確認は必要なものでなかったと理解できますが、その頃はなかなかわかることができませんでした。
そのせいで、一つの確認を酷い時2時間ほどし続けたこともあります。
ずっとその一点を見続け、確認をし続けました。
確認途中で少しその場から目をそらして目を休ませたり、目を擦ったり、目薬をさしたりしながら長時間確認をしていました。
私は工場で働いたことがありますが、工場での仕事はほぼ確認でとてもつらかったです。
詳しくはこちらの記事に載っています。良かったら読んでみてください。

今まで確認に費やしてきた時間を計算したらきっとすごく長い時間になると思います。
普通お出かけ前は…

今からお出かけ楽しみー!
と思う人が多い中、わたしは…

今から確認しなきゃいけない。しんどいな
というきもちでした。
寝る前も同じです。大抵の人は…

1日が終わって今から寝れる。疲れたな。ぐっすり寝るぞ
と思えるのに、私は…

夜中になにかあったらどうしよう。しっかり確認しとかなきゃ…
という不安な気持ちでいっぱいでした。
確認のせいで布団にもなかなかたどりつけませんでした。
私は犬を飼っています。なので…

夜中、犬に何かあったらどうしよう…
と、考えてしまうことも多かったです。
毎日たくさんの時間を確認に使っていると、時間があっという間にすぎてしまいます。

1日無駄にしてしまったな…
と、後悔ばかりでした。

毎日なんでこんなことをしなければいけないんだろう…
と、確認を我慢できない自分にいらついていました。
そんな私が
外出前・寝る前に時間をたくさん使って確認をしてしまう…にたいして行っていた対策を書きます。
Contents
時間ギリギリになってから確認する
私は外出前・寝る前の確認がとても嫌いでした。
毎回どうしても確認が長くなってしまうので、確認するための時間を自分で作っていました。
朝は確認のために早く起きて、寝る前は普段自分が寝る1時間ほど前から確認をはじめていたのです。
わざわざ確認する用の時間を作っていたので、改善するわけがありません。
確認をするという前提で毎日を過ごしていたのに問題がありました。
なので、私はあえて時間ギリギリになってから確認をするようにしたのです。
外出前も寝る前も…ギリギリの時間まで別のことをやり、それでも確認したい気持ちが抑えられなければ確認をする。
ギリギリまで別のことをやるというのが重要です。
確認に意識が向かないように自分なりに工夫する必要があります。
私は、別のことをやっている最中も…

確認したい…
という気持ちにとてもなりましたが、

確認を少しでも我慢しないと改善は難しい…

良くなるためには辛抱だ…
と、確認したい気持ちを必死に押し殺しました。
私が外出前・寝る前にどんなことをギリギリまでやっていたかを紹介します。
音楽を聴く
私は自分の好きな音楽を聴いていました。
好きな音楽を聴くことで、気持ちが少しは楽になります。
確認したい気持ちの時に聴いていたのは、明るい曲や前向きになれる曲です。
逆に暗い感じの曲は、聴くと萎えてしまうこともあったので避けるようにしていました。
曲は1曲平均五分ぐらいあるので、自分の好きな曲を集めてメドレー形式にして、ギリギリの時間まで聴いていました。
友達や家族と電話
これは場合によってはできないこともありますが、電話をしていると時間はあっという間に過ぎます。

確認したい気持ちの時に電話なんて…
と、思うかもしれません。
ですが、確認したくなったらすぐ確認するという生活を続けていると、なかなか強迫性障害から抜け出すことはできません。
確認をしなくて済むように自分から工夫していかなければいけないのです。
私は姉や友達と電話をして、自分の気持ちを落ち着かせていました。
日常のこと、好きなテレビ番組のこと、子供のことなど話題はなんでもいいのです。
少しでも気を紛らわすことが重要です。
これからの目標や対策をノートなどにまとめる時間にする

症状を改善したい…
と、思っているからこそこれは行う必要があります。
せっかく時間があってもその時間を確認に使ってしまうぐらいなら、今後の目標や対策をまとめる時間に変えてみてください。
大きい目標を立ててしまうと、どうやってそこに向かえばいいかイメージしにくくなってしまうので、イメージしやすい具体的な目標を決めることが大切です。

これからどんなふうになっていきたいか…
を、改めて考えることでどこに向かっていけばいいかわかるようになります。
テレビ(録画)を見る
私は兄弟も多かったため、まわりが静かなのが苦手です。
まわりが静かだと強迫観念が出やすく、確認したい気持ちが増していました。
自分の心臓のバクバク鳴る音が目立つようになり、緊張状態になってしまうのです。
テレビは見ているだけで時間が経過してくれます。
私は好きなテレビ番組を録画するようにしていて、確認したい気持ちに駆られている時に、自分の好きな番組を見ることで気が紛れるのです。
少し落ち着けるようになれます。
ペットと触れ合う
私は犬を飼っています。
もともと犬が大好きで、犬と触れ合っている時間は強迫性障害であることを忘れさせてくれました。
確認をし続けている時も、犬の方をパッと見ると…

なにしてるの??
という顔でじっとこっちを見つめています。私はその顔を見て我に戻れることもありました。

こんなに確認する必要ないんだな…私の行動はやりすぎだな
と、気付けたのです。
私にとって犬と触れ合う時間は癒しで、気持ちが和らぎます。
確認したい気持ちに襲われても、犬が私と触れ合って喜んでいる姿を見ると確認を我慢することができるのです。
好きな本(雑誌・マンガ)を読む
私は強迫性障害になってから、本をたくさん読んできました。
本を読んでいると自分の世界に入り込むことができ、読むことに意識を集中できます。
確認したい気持ちになっても本を読むことで、冷静な気持ちを取り戻すことができます。
本は文字を読まないといけないので、確認したいという気持ちを頭の中から少し無くすことができるのです。
本が苦手な方は、雑誌やマンガでも大丈夫です。読むことに意識を集中させることが大切なのです。
私は働き先にも本を持っていき、空き時間不安なことを考えないようにしていました。
そのおかげで、不安なことを考える時間が減りました。
本からは学べることもたくさんあるので、オススメです。
この本は私が強迫性障害を改善・克服していく上でとても役にたちました。
是非読んでみてください。
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終わりに
外出前・寝る前に確認に追われてしまうと精神的につらくなってしまいます。
確認のせいで、外に出るのが怖くなったり、不眠症になってしまう方もいるのではないでしょうか。
この私の経験が、少しでも多くの人の役にたてれば幸いです。
読んでくださりありがとうございました。
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