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あごひじきのあごです。
私は、三年ほど強迫性障害と闘いました。
心の逃げ場を知らなかった私は、毎日一杯いっぱいの日々を送り、心にまったく余裕がない状態でした。

この先ずっとこの障害から逃げることはできないし、心を休ませることだってできないだろう

いまの負のループはずっと続くんだ
このように考え真っ暗なトンネルをただひたすら歩き続けるような気持ちでした。
そんな自分の障害に疲れ切ってしまっていたとき、気晴らしに自分の好きなことをやってみると、とても気持ちが晴れ、すがすがしい気持ちになれました。
試しに強迫観念・強迫行為の衝動に駆られたときに、再び自分の好きなことをやってみると、それだけで気がまぎれ、頭の中から嫌な考えを消し去ることができたのです。
毎回できたわけではありませんが、その行為を繰り返していくうちに徐々に症状を改善させていくことができました。
心の逃げ場はとても重要であり、今の状況に疲れきってしまわないためにも、今後を良くしていくためにも、必要不可欠ものなのだと気づくことができたのです。
この記事は…
- 今の状況が苦しいのに、心の逃げ場を見つける・つくることができていない方
- 今の自分の状況(状態)を少しでも良くしたい方
このような方に向けて書いています。
あなたも是非読んでみてください^^
Contents
自分がつらいときこそ心の逃げ場を確保しておこう
強迫性障害になってしまうと、強迫観念・強迫行為に頭の中が支配されてしまうので、日々の生活に大きく支障がでてきます。
生活に支障がでるということは、何をするにもいちいち強迫観念がつきまとってくるので、毎日がとても生きづらいですよね。
このように苦しんでばかりの日々を送ると、心や神経がどんどんすり減り、ストレスが蓄積され、冷静に物事を判断することができなくなってしまいます。
つまり、自分で機転をきかせることが難しくなってしまいます。
「冷静に物事を判断する」
という事は、強迫性障害を改善・克服していくためにとても重要なことだと思います。
なぜなら、冷静に判断できなければ、自分の脳に侵入してくる強迫観念・強迫行為を回避することができなくなるからです。
「はい、ご主人様。私は、あなたの指示に従います。」
このように強迫観念・強迫行為の言うことをただ聞くだけになってしまいます。
そのためにも冷静になれる引き出しを用意しておくことが重要なのです。
では、冷静さを失わないためには一体どうしたらいいのか??
強迫性障害(もちろん他の精神病も)を克服することが一番手っ取り早い話ですが、実際にはそう簡単にいきません。
なので、克服できるまでの手段として、自分の心の負担をなくすことを第一に考えることにしましょう。
自分の心の負担をなくすことができれば、ストレスもなくなり、快適な日々を過ごすことができるのです。
そこで大事になってくることは…
あなたが日々色々な確認行為にぶちあたる際に、心の逃げ場を確保することができているのか?
という点です。
「今、私の脳に入り込んでくるこの強迫観念は正しいものなのか?」
「私が何回も繰り返してしまう強迫行為は、こんなに何回もしなければいけないことなのか?」
答えは両方とも×ですが、心に余裕がない状態を作ってしまえば、この判断さえできなくなってしまいます。
強迫性障害を改善するには、あなたの脳を支配している強迫観念・強迫行為の衝動をあなたがどう回避することができるのか?が大切になってきます。
うまくかわせるようになるためにも、心の逃げ場を用意しておきましょう。
どうやって心の逃げ場を見つければいいの?
実際に考えてみたときに悩んでしまいますよね。
「《自分の心の逃げ場》ってどこなんだろう?」
「今の自分の精神状態でも《心の逃げ場》を見つけることはできるのか?」
このように、不安に考えてしまいがちですよね。
私も上記のように考えてしまっていました。
いまの自分の状態を良くしていくためにも、心の逃げ場は確保しておきましょう。
確保する上で大切なことは、自分の心の逃げ場を考える際に、深く考える必要は一切ないということです。
深く思い詰めて考えてしまうようになると、それだけで精神的に疲れてしまうようになります。
日々悩みが耐えなかった私がどんな心の逃げ場を見つけたのか…
次に紹介していきます。
ストレス発散できることを見つける
日常的にストレスというのは、少なからず溜まっていくものです。
ましてや、いまの自分の状態(状況)があまり良くないと感じるのであれば、余計にストレスを抱えてしまうのではないでしょうか?
一般的に逃げ場と聞くと、どこか場所をイメージしてしまいがちですが、別に場所にこだわらなくてもいいのです。
ストレス発散できることを見つけて自分の有意義な時間として使うことができれば、それは十分、心の逃げ場といえるのです。
「自分がストレス発散できることって何があるのか?」
悩んでしまう部分でもあるかもしれませんが、気を楽にして思い出してみてください。
誰もいない家で一人大きな声で歌う、車でフラッとドライブ、ランニングや筋トレをして体を動かすなど…
人によって方法は様々です。
いま自分がハマっていること、楽しんで行えること、趣味はなにか?
を想像してみてください。
車いじりや、料理、映画鑑賞、読書など、これもまた人それぞれ色々とありますよね。
ちなみに私は読書と歌うことが大好きです。
強迫性障害の時に本の素晴らしさを学び、本が大好きになりました。
強迫観念・強迫行為の衝動に駆られたときでも、自分に有益な本を読むことが、私の心の逃げ場となったのです。
いまでは、知識をつけたいときや行きづまったとき、必ずといっていいほど本を読んでいます。

上記の記事で、本を読むことで得られるメリットについて紹介しています。
是非、ご覧ください^^
話を戻しますが…
あなたは何をしているときが楽しいですか?
どう行動しているときが気持ちが楽になれますか?
人によって、その答えは本当に数多くあるので一概に私がこれだ!と、決めつけることは到底無理なことです。
強迫性障害(もちろん他の精神病も)は、日々自分の心と葛藤して生きています。
そうした日々に疲れてしまわない為にも、あなたのストレス発散できること(趣味)を見つけてみてください。
リラックスできる場所を見つける
いまあなたには、リラックスできる場所がありますか?
いざこう質問をされると、
「どういう場所のことをリラックスできる場所と呼べるのだろう?」
「私にはそういう場所があるのかな?」
と、悩んでしまいますよね。
リラックスできる場所を見つけることが大事!!と言われても、心が弱っているときだったら、
「いまの精神状態ならどこにいたって一緒な気がするから、そんな場所なんて意味ないよ!」
と、私は否定していると思います。
ですが、否定をすることは間違いです。
自分の障害(病気)としっかりと向き合っていき、克服するという目標を投げだしてしまわないためにも、リラックスできる場所を見つけることはとても重要なことなのです。
なぜなら、
心を落ち着かせることができ、心身ともに休ませることができるからです。
また、物事を冷静に考えれるようになるので、自分の感情を整理することができます。
トイレ、車、カラオケボックス、誰もいない夜の公園、布団のなかなど、あなたがリラックスできる場所を思い返してみてください。
ドラえもんの世界で表すなら…
ドラえもんは押入れのなか、のび太は空き地のドラム缶のなか、しずかちゃんだったらお風呂だと思います^^
アニメの世界でもリラックスできる場所というのはやはり様々なので、自分に合ったリラックスできる場所を探して見つけてみてください。
安心できる人と話す
自分が安心できる人と話す…
それだけで息抜きになり、落ち着くことができます。
【安心できる人=一緒にいて楽な人】の認識でOKです。
家族、親戚、友達、先輩、後輩、先生など…
自分が安心できる人はだれか??
を、いま一度考えてみてください。
無理に話をしなくてもいいので、ただそばにいてもらうだけでも、その人といるだけで心が幸せな気持ちで満たされるでしょう。
いまの現状のことや今後のことについて話したりするのも良いですね。
お互いの悩みや相談にアドバイスを送りあえば、一歩前に進めるようになり、自分が相手の役に立つこともできるので、貢献感を得ることができます。
だれか一人でも全然かまいません。
【安心できる人と話す】ことが、あなたの症状を楽にしてくれたり、自己嫌悪に陥ることからも救ってくれるはずです。
ペットとの時間をつくる
私は犬を飼っています。
飼ったきっかけは、小さいころに犬の可愛さのとりこになり、飼うのが夢だったからです。
もともと動物全般が大好きで、動物関係の高校に進学したほどです。
最初は上記の理由で犬を飼った私ですが、
犬と過ごす時間は強迫性障害時代の私の大きな支えとなりました。
強迫性障害(もちろん他の精神病も)と闘っていると、心が参ってしまいますよね。
自分でも知らないうちにマイナスな感情になり、情緒不安定になってしまいます。
そんなとき、愛犬と触れ合う時間をつくってみると心が和み、自然と笑顔になれました。
私の負の感情を消し去ってくれ、癒しをくれたのです。
私がいっぱいいっぱいになっていたり、不安な気持ちに支配されているのは、そばで見ている犬も感じるんだなと知りました。
あなたはなにかペットを飼っていますか?
ねこや、ハムスター、ウサギ、熱帯魚、爬虫類、昆虫…
犬でなくたってかまいません。
あなたが不安定なとき、疲れてしまっているとき、悩んでいるとき、
普段愛情を注いでいるペットに気持ち(関心)を向けてみてください。
暗闇から抜けだすことができ、幸せな気持ちになることができます。
ペットと時間を過ごすことは《心の逃げ場》として、最適なのです。
幸せな気持ちで日々を過ごすことが、症状の悪化を防ぎ、良い方向に事を運んでくれるように変わるのです。
まとめ
いかがでしたか??
自分の《心の逃げ場》を見つけることで、自分の障害(病気)と向き合うこと、闘うことが容易になります。
あなたが苦しいときや辛いときに、自分の心を落ち着かせてあげることのできる《心の逃げ場》を確保しておくことは大切なことです。
わたし自身、強迫性障害で強迫観念・強迫行為の衝動に駆られ、何回も確認行為を繰り返してしまいそうになったときに《心の逃げ場》に助けられました。
自分の《心の逃げ場》を確保しておけば、症状が出そうになっても気を紛らわすことができ、強迫行為をかわすことができるのです。
強迫行為をかわすことができるようになれば、もちろん症状の改善に繋がります。
また、不安定でどうしようもない時などでも、心の逃げ場は有効です。
気持ちを安定させることができます。
犬や好きな場所、カラオケなど、心の逃げ場を用意し避難することで、一度自分の嫌な感情をリセットすることもできるのです。
その場その場で《心の逃げ場》をつくることは難しいかもしれませんが、一つでも自分の《心の逃げ場》を持っておくことができれば、それだけで気持ちに余裕が生まれるようになります。
あなたが苦しいときや辛いとき、絶対に一人で抱え込もうとせず、《心の逃げ場》を頼りにしてみてください。
プラスな効果がすぐにあらわれるようになるはずです。
そして、いまよりもっと日々を過ごしやすくし、人生を生きやすいものに変えていきましょう^^
あごひじきのあごでした。
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