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あごひじきのあごです。
私は、自分が強迫性障害だと気づく前からも気づいてからも、自分の異常な考え・行動に悩まされていました。
どうしてこんな風に考えてしまうのだろう、どうしてこんな行動をしてしまうのだろう
と、ずっと考えていました。
そんなとき、
自分の考え・行動に違和感を感じたら、まわりと自分を比較してみるのはどうだろう?
と、思い、まわりと自分を比べてみることにしたのです。
そうしてみると、自分の考え・行動が普通ではないことに気が付くことができました。
それからは、自分と周りを比較することにし、自分の考え・行動は普通ではないのだから
、それを当たり前に過ごしてはいけないということを頭の中に意識しながら生活を送りました。
そのおかげで、自分の異常な考え・行動に支配されることがあっても、これは普通ではないと思うことができ、症状を改善するため努力する方に思考を切り替えることができたのです。
この記事は、
・自分の異常な考え、行動に違和感がある
・他の人と比べ、自分の考え、行動が違いすぎる
・自分の考え、行動がおかしいと感じながらもまわりと自分を比べることができていない
・強迫性障害を改善したい
このような方に向けて書いています。
是非、読んでみてください。
1、今の自分の状態を認識する
強迫性障害になると、強迫観念・強迫行為の衝動に駆られてしまいます。
強迫観念を嫌だなと感じたり、強迫行為をやめたいなと思ったりはするのですが、毎日このような状態が続いてしまうと、強迫観念・強迫行為が自分の中で日常になってしまい、それが普通となってしまうのです。
こんな恐ろしい考え・行動が日常になってしまうことは恐ろしいことです。
自分自身が麻痺してしまうようになり、強迫性障害を改善することが難しくなります。
このことを踏まえて言えることは、
強迫性障害を改善したいなら、自分の異常な考え・行動に慣れたりしないで、今の自分の状態をしっかりと認識する
と、いうことです。
今の自分の状態をしっかりと認識することで、自分がどれくらい強迫観念・強迫行為の衝動に駆られていて、それに対して時間をどれだけ費やしているのかが分かるようになります。
自分の状態を把握できれば、
「この症状を改善したい」
「はやくこんな考えを頭の中から無くしたい」
考えれるようになるので、症状の改善にも繋がるというわけです。
2、自分の考え・行動に違和感を覚えたら、まわりと自分を比較してみる
自分が強迫性障害だとわかっている人にも、わかっていない人にも当てはまることですが、
自分の考え・行動がいきすぎているのか判断しにくい場合は、まわりと自分を比較してみることをオススメします。
ここで強迫性障害の症状のほんの一部と、どうまわりと自分を比較したらいいのかを軽く紹介します。
例①確認行為
・毎日火の元が気になり、朝仕事に行く前に何回も何回も確認をしてしまう
この場合、もし旦那さんや、奥さん、または家族がいるなら、その人たちが火の元を確認している時を見つけ、それを観察しましょう。
一人暮らしの人などは、会社の給湯室で誰かが火の元を使う時を観察したり、友達の家に行ったときに友達が使う時を見ておくようにしてください。
どの程度気にしているのか、それともまったく気にしないでいられてるのか、時間はどのくらいかけているのか知ることが必要です。
例②確認行為
・仕事で紙を検査する仕事をしているけれど、その紙についている気にしなくてもいい斑点がとても気になり、検査にものすごく時間をかけてしまう
この場合、同僚や、部下、先輩が自分と同じ作業をどれくらい気にして、または気にしないで検査を終えられているのかを観察しましましょう。検査にかけている時間なども、自分とどのくらい変わるのかを知ることが必要です。
例③不潔恐怖
・外出から帰ってきた時、または不潔だと感じるものを触ってしまった時、手を何回も洗わずにはいられない
この場合、家族、友達、同僚などが自分が不潔だなと思うものに触れたとき、まず、それは手を洗うことなのか、洗うとしてもたった一回なのか、それとも複数回なのか、自分との違いを観察しましょう。
例④加害恐怖
・車を運転している最中、ほんの少しの段差をまたいだだけなのに、人またはなにかを轢いてしまったのではないかという考えに支配されてしまい、その場所に戻り確認しに行ってしまったり、翌日の新聞を隅々まで見てチェックしてしまう
この場合、他の人が運転している車に同乗させてもらった際に、自分だったら気にしてしまう段差などを、運転手がまたいだ時、その運転手の反応や、まわりの人たちの状況を見て、自分との違いを観察しましょう。
例⑤物の場所に対しての自分の決まり
・エアコン、電気、テレビのリモコンなどが常に自分の決められた場所に置いてあり、そこに置かれていないと不安になってしまう
この場合、もし誰かが自分の気に入らない場所に置いているのを確認したら、元の場所に直すのではなく、そこの場所でも大丈夫なのか、また、その人は自分とは違い、どのくらい気にせずその場所に置くことができているのかを観察しましょう。
上記の例で出したのは、強迫性障害の症状のほんの一部です。上記のような考え・行動を気にしてしまうなら、あなたは強迫性障害かもしれません。
強迫性障害には、様々な症状があるので、上記に書いた例と当てはまらないこともあると思います。
重要なのは、
自分の考え・行動はまわりと比べてみた時に、いきすぎている考え・行動ではないのか??
また、まわりを観察した時に、自分の考え・行動は本当に必要なものであるのかを知ることです。
自分の考え・行動が必要不可欠な事だと決めつけないで、まわりと自分を比較した上で考えましょう。
まわりと自分を比較することを忘れないでおけば、自分の考え・行動に違和感を感じた時、
「まわりと自分の考えは違う、自分は考えすぎなんだ、本当はここまで考えなくていいんだ」
「まわりと比較して、自分の行動は異常行動だな、自分の行動を見つめ直す必要があるな」
と、考え直すことができます。
脳が強迫観念・強迫行為に慣れてしまい、それをすることが当たり前になってしまった時は、そのまま
「わかりました。私は、あなたの言う通りに強迫観念・強迫行為を実行します」
ではなく、
「最近の自分の考え・行動に疑問や違和感があるな、よし!まわりと自分を比べてみるか!」
と、思うことが大事なのです。
強迫性障害の人どうしを比べてしまっては意味がないかもしれませんが、そうでなければ、自分の考え・行動がまわりと違っていて、治さないといけないことだとわかると思います。
まわりと自分を比べることで、自分の考え・行動がいきすぎていると気づけるので、強迫性障害を改善する方向に進めるようになります。
そして、改善するために何をしたらいいのか、どうしていくことが正しいのか、を考えれるようになるのです。
3、まとめ
いかがでしたか??
強迫観念・強迫行為に脳が支配されてはいけないのです。
そうなる前に、自分の考え・行動に違和感を感じたら一刻も早く、まわりと自分を比較して自分の考え・行動を見つめ直す必要があります。
しっかりと見つめ直し、
自分の考え・行動が良くないとわかることが出来た時、次のステップに進むことができるのです。
皆さんも是非、実践してみてください。
あごひじきのあごでした。
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